創業者 野田智徳

有限会社善徳丸建設の創業者「野田智徳」は、昭和37年に15歳にして潜水夫となりました。潜水工事業を営む当社の前身「善徳丸海事」を創業したのは、その4年後である昭和41年ですので19歳の時です。
有限会社善徳丸建設と商号を変えた後も、その事業だけに留まらず浮遊養殖蓄養台船の建造、竹崎ガニの蓄養、フグの養殖など水産業も手掛けました。
さらに港湾工事に必要な数々の研究開発で特許を取得し、難易度の高い工事を安全かつ確実に遂行するという当社技術の基礎を作りました。

人一倍頑固で気が強い一方で、情に厚く涙もろい一面もあり、自分の事は二の次にして周りの者のために尽くすという性格でした。多くの苦労を重ねながらも、自身の信念を貫く姿勢で事業に力を尽くし、当社の設立から発展に力を尽くしましたが、惜しくも平成31年4月27日に永眠いたしました。

「安全、確実、信頼と誠意」を社のモットーとし、社会的責任と使命を帯びた当社の業務を盤石とするために尽くしてきたとともに、「社員は子供と一緒」という口癖のとおり、社員に対しては時に厳しく、時には優しく家族と同じ愛情を注いできた創業者の意思は、業務に妥協を許さない向上心と、社内の強固なチームワークとなって、これからも社風として引き継がれてゆきます。